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Baobab -場面緘黙・自閉症スペクトラムの子育て-

小学校の支援のこと、スモールステップの日々のこと

WISC-4 2 回目を受けました(場面緘黙と発達障害)

6年生になり、中学校を見据えて先日2度目のウィスク4を受けました。

 

WISC-4 とは

発達障害の診断やサポートに活用されている児童用の知能検査です。

4つの項目に分かれ、それぞれの知能の遅れや偏りを検査するものです。

 

場面緘黙、不安が強い息子。

結果はきれいに凹凸がありました。

凹凸があるということは、発達に偏りがあるということ。

 

息子の場合、処理速度だけ低いということがわかりました。

そして同時にワーキングメモリが高いということもわかりました。

 

結果って著しく低くなってる項目に目が行きがちですが、得意なところにも目を向けて、苦手なところを得意なところでどう補うか考えることが大事です。

 

息子の場合は、少し多めに時間あるをとってもらうことや、視覚からの情報をシンプルにしてもらうこと、一度に複数のことをやらないように等引き続き支援を行ってもらう予定です。

 

場面緘黙に気づいた当初は、場面緘黙だけにフォーカスしてしまってましたが、

日々成長するにつれ、場面緘黙はもともとあった発達特性の二次的な表れなんだなと思う部分もあります。

 

場面緘黙のこには発達の特性がある。

発達の特性があるから、場面緘黙になる。

 

どちらも絶対にそうなるというわけではなく、割合も正確にはわかりませんが、息子の場合は

話せなくて困ることよりも、不安で困ることの方が多いです。

なので場面緘黙というより発達障害のことをどう支援していくかが大事なのかなと思っています。

場面緘黙の小学校の就学前相談とか。

下の子の小学校入学にあたって、入学説明会がありました。

 

そこで『就学支援シート』という紙をもらいました。

 

下の子はいまのところ気になる点はそれほどないのですが、上の子の入学前説明会でも全く同じ紙をもらったのを覚えてます。

 

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5年前。

入学説明会で配られた「就学支援シート」

「この紙は全員提出の必要はありません。入学にあたって気になること、学校に知っておいてほしいこと、心配なことがある場合にご提出ください。」という感じで説明があり、私は「うちは関係ない」と表紙にボールペンですぐに「提出不要」と書いたことを覚えています。

 

現在場面緘黙で支援学級に通っている上の子。

幼稚園の頃はただおとなしいだけで、ほかは気になることはありませんでした。

入学説明会の段階で、支援級に行くことになるということは全く想定してませんでした。

 

もし、幼稚園の段階で場面緘黙の症状がでていたら、迷わず書いて就学前相談をお願いしていたことだと思います。

 

おとなしい、不安が強い、心配性、、

今思えば場面緘黙になりやすい気質はありました。

でも、同じような気質の子でも、ならない子もいます。

 

環境の変化や、ちょっとしたきっかけで

その時から話せなくなることがあるのです。

 

大切に、ていねいに、初めから支援学級のサポートを受けて初めての環境に入っていったら、ならなかったのか?

いや、その時ならなかったとしても、

なにかのきっかけでどこかのタイミングでなっていたかもしれない。

 

考えても仕方がないことですが、

でも就学前に何か気になることがあれば、相談したほうが絶対にいいです。

でも今場面緘黙の息子は、就学前に相談したいことは全くありませんでした。

 

過去のことは考えても仕方ありません。

あと2年で今度は中学校の入学があります。

この2年は中学校へ向けて動くことになります。

 

具体的には、

中学校の学校見学(学校公開という制度があるので参加する予定、支援級も見学)

中学校の入学前相談(なんてあるのか?)

中学校までの通学路や部活など調べる

 

環境が変わるタイミングで、どうスムーズにいかせるか

大きな変化にせずに、スモールステップを踏ませる

って環境を作っていくのが私のやることかなと思ってます。