テストはいつも100点だけど・・
この一年、息子はテストをすればだいたい100点、持ち帰ってくるプリント類もほぼ100点でした。 こう書くと100点を自慢してるかと思われるかもしれませんが、 そんなことを言いたいのではないです!
ほぼ、100点とかいたのは、
計算、漢字問題や、国語の文中に答えがあるものはできるのですが、
「〇〇のきもちを考えて書いてみましょう」
「〇〇になったつもりでセリフを書いてみましょう」
なんて
答えが明確でないものは
見事にキレイに空白です。
同じ文章題でも、文中に答えがあって書き写すものは100点です。
でも、答えがなくて考える系は空白です。
テストだけでなく、たとえば運動会などの感想を書くプリントも白紙で
提出まで何日もかかってしまったようです。
そして、やっと書いた言葉は
「○○しました。楽しかったです。」
だったそうな。
これをきっと、偏りというんじゃないでしょうか。
「○○しました。楽しかったです。」
なんてすぐ出てきそうなもんですが 息子の場合難しいようです。
作文が書けない
長男は小学1年、かんもく児、不安が強い、WISK-4では言語理解だけが低いという結果が出てます。
入学してから生活面で主に不安による問題はいろいろありましたが、
学校から持ち帰ってくるプリント類、だいたい100点でした。
宿題も帰ってすぐにきちんとやっています。
(宿題はまあやらない方が不安、宿題のあと大好きなゲームをするためですが・・)
そんな息子が、最近白紙のプリントを持ち帰ることが多くなりました。
「これ何?」ときくと
「これは、このままでいい」「宿題じゃない」とか。
よくきいてみると、作文が全くかけてないようでした。
作文のはじめの段階から嫌な予感はしてました。。
・夏休みの絵日記
文のところをかくのが一苦労でした。どうおもった?とか聞いても「わからないー」と叫んだりパニック。
ほぼ親が言ったことを書くしかなかったです。
・せんせいあのね
文章の練習ですが、せんせいにつたえたいことが思い浮かびません。
・いつ どこで だれが なにを どうおもった
まずなにをかいたらいいか思い浮かびません。
どうおもった?と聞いても「楽しかった」だとほかのこと一緒になっちゃうからだめーとか叫びます。同じでもいいんだよ、思ったことを書いたらいいんだからといっても、「先生におこられる」と。
結局、ほぼ親がアシストしていったままを書きました。
最近、線が何本か引いてあるだけのプリントを持ち帰ってきました。
2列目に名前だけを書いてあったので、授業中作文が一文字もかけずそのまま終わっちゃったんだなぁと思います。
国語のプリントも、明確な答えがあるものはすべて丸がついていて、
最後の問題で「このときの、ネズミになった気持ちでセリフをかいてみよう」とかいうものは空欄です。
今後も、特性、不安傾向などが勉強の評価にもかかわってきそうです。
まだ1年生でも顕著に表れてるんですから、このままなにもしなかったら
作文・論文・アクティブラーニング・・大学新入試制度・・・
どうなってしまうんでしょう。
長男の場合、明確な答えがあるいわゆる詰め込み式のこれまでの入試制度だったら
もしかしたら得意だったかもしれません。
面接とかもない一般入試で、教科書のことを覚えて試験を受けるだけ。
でもこれからはどんどん変わってきますよね。
作文が書けない話から、大学入試までちょっと飛躍しちゃいましたが、
でも根本に問題があると結局そういうところまでつながるんじゃないかなって思ってます。
もちろん、大学にはいるだけじゃなく、
社会で仕事したりコミュニケーションとったり、
本人が幸せに生活できることが最終目標です。
いままで長男には、好きなことをたくさんさせてあげるよう時間をとってました。
でもこれからは、最終目標のために親ができること
苦手なことを苦手と思わせずに
アシストしながらできるだけ「普通」に近づけられるよう
やらなきゃいけないことがあるんじゃないかなって思います。
その一つが、作文。
少しずつ、
親子でやっていこうと思います。