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Baobab -場面緘黙・自閉症スペクトラムの子育て-

小学校の支援のこと、スモールステップの日々のこと

緘黙は遺伝するのか?祖母が場面緘黙を目の当たりにしてショックのあまり体調を崩してしまった。

祖母、私の実の母ですが

夏休みに子どもを預かってもらった時がありました。

 

家では弟と元気いっぱい、どこにでもいる普通の元気なきょうだいです。

 

子どもたちが元気に遊んでいると

近所の人が訪ねてきたそうです。

 

弟は元気に「こんにちはー!」

緘黙の兄はというと、私にとっては当たり前の光景ですが

ずっと黙ってて話しかけられても応じられず、

祖母は困ってしまったそうです。

 

母には場面緘黙のことを説明して、支援学級に行ってることも伝えていました。

 

 

でも、支援学級に行く前に初めて病院で診断を受けたときなどは

母は、何もないことを祈っていたそうです。

孫が「自閉症」(多分古典的な自閉症をイメージしたと思います)のわけがない、

こういう子はいくらでもいるなど、さんざんいろいろ言われたものでした。

 

病院で何の診断も下りないことを祈ってたくらいですから。

 

私は、当時日々困って疲れてどうしていいかわからなかったので、

診断が下りて本当にほっとして安心したような気持だったのを覚えています。

 

そんな母が、近所の人の手前、様子がおかしい孫を見られて

嫌だったのだと思います。

隠したかったのかもしれません。現に支援級に行ってるとかはいわず

なんとかばれないように?繕ってその場をしのいでいたのだと思います。

 

それで、その日の夜に体調を崩してしまい

しばらくもどらなくなったそうです。

 

まぁ場面緘黙の子の祖母ですから、やはりどこか繊細な部分もあるのかもしれません。

 

それをどうこう言うつもりもないですが、、、

 

でも、思い出してみるとその祖母(私の実母)の心配性のせいで、私は人生つぶされそうになったり迷惑かけられたなぁ、なんて。

 

娘が頑張ろうとチャレンジする前夜に、

自分の心配を和らげるために、

危険だからやるんじゃないと。

例えが大げさだけど、例えるならオリンピック前夜に、鉄棒から落ちて大怪我したら大変だからやるんじゃないと。

そんな感じのことを平気で言いました。

 

オリンピックは言い過ぎだけど笑。

 

言われた方はたまったもんじゃない。

 

ただ、私は別な場所にいて、

母は日付を間違えてたようで、

もう終わった後の夜に電話で言われました。

 

この電話が昨日だったらと思ったら本当にぞっとしました。

 

今は結婚して離れたので気にならなくなりましたが、父が心配されて困ってるそうです笑。

 

場面緘黙ではないけど、度を超える心配性とか、やっぱ気質が遺伝したのかなと思ったりします。

気質が遺伝して、緘黙と出るか、心配性のヒステリックと出るか、の違いかななんて。