場面緘黙の運動会。不参加という選択
小学3年の場面緘黙の息子。
今年もまた運動会の季節がやってきました。
3年生のプログラムは以下の通り
1.徒競走
2.ダンス
3.しっぽとり
このどれも、幼稚園の運動会でやりました。
幼稚園〜小1は、かけっこは周りと同時にスタートして、ほぼ同じくらいにゴールしました。
ダンスも普通に踊り、しっぽとりも楽しくできました。なんなら幼稚園の時は運動会の係でみんなの前で体操したりもしました。
でも、
年々できなくなっています。
昨年2年生の時の障害物走は、先生に手を引かれながら走りました。
今年はというと、練習始めすぐは固まっていたそうです。
通級先の先生がサポートしてくれて、場所の把握をしたりスモールステップでやってくれたそうです。
そのお陰もあり、通級先ではうまく踊れるようになったのです。
●予行練習を見に行く
通級先では出来るけど、全体ではどうだろう。
昨年のような状況、さらにもっと出来なくては周りにも迷惑がかかってしまうかなという心配もあり、予行練習をこっそり見に行くことにしました。
遠目からでは大きく周りから悪目立ちすることもなく、なんとか混じれてたと思いました。
しかし、支援の先生からは
「とても困っていて辛そうだった、〇〇くんの気持ちを聞いてみてほしい」
という話でした。
私としては、もともと絶対に運動会にでて周りと同じようにやらなければ!!という気持ちはありません。
ダンスは難しかったら本番は無理に出なくてもいいよと話してました。
息子は出るとか出ないとか、そういうことも選べるのか?と戸惑いながらもやはり不安が強いようで、ダンスは見学することにしました。
しかしここ。
運動会なんて難しければ出なくていいと思ってたんですが、ちょっと先回りしすぎたのかな??
出る?出ない?と聞いたから
出たくないと言った。
本人は、出ない選択肢とかまだなかったと思う。
どこまで助け舟を出すか?
予行を見学に行かず、先生にも運動会の参加の可否を相談せず、普通にしていたら
おそらく出ることになっていたと思います。
でももしかしたら、運動会当日の朝に不安だと癇癪を起こしていたかもしれません。⇨始業式パターン。
もしかしたら、運動会のみんなの目の前で固まり続けたかもしれません。⇨ピアノの発表会パターン。
私は、これまでの経験から先回りをしてしまいました。
一度出なければ、もう出る選択肢を選ばなくなってしまうのではという危機感もあります。
かといって何も言えないから親がサポートしなければいけないのです。
場面緘黙は、気持ちの問題や精神論ではないから。
どこまで助け舟を出すか?
今後もサポートする前に一旦立ち止まって考えたいです。