Baobab

Baobab -場面緘黙・自閉症スペクトラムの子育て-

小学校の支援のこと、スモールステップの日々のこと

特別支援教育就学奨励費を活用しよう

特別支援の手当て

特別支援教育を受けている場合、教育費の補助が受けられる制度があります。

これを「特別支援教育就学奨励費」といいます。

 

注意していただきたいのは、一般的に知られている「就学援助」とは別物です。

就学援助は、特別支援教育の有無にかかわらず、経済的理由で就学が困難と認められる場合に援助を受けられる制度です。なので、所得制限の額が低めに設定されています。

 

しかし、「特別支援教育就学奨励費」は、特別支援の対象児がいる場合に教育費の補助が受けらるというもので、所得制限はありますが就学援助ほど所得制限が低くありません。なので一般的な家庭でしたらほぼ対象になるかと思われます。

そして普通級に席を置いて支援級に通級している場合も対象です。

 

わが家は、いただけるものは制度にのっとっていただくスタンスですので、申請したところ、支給要件を満たしたたので受給しています。

 

f:id:madagus:20190910193257j:plain

 

 

特別支援教育就学奨励費の内容

 私の住む県では、特別支援学校と特別支援学級で、さらにそれぞれの幼稚園・小学校・中学校・高校などの区分によって補助の対象となる経費が違っています。例えば、我が家の場合、補助となる経費は以下の通りです。

 

特別支援学級小学生の場合

・学校給食費

・通学費のうち本人経費

・共同学習費

・修学旅行費

・校外活動参加費

・学用品購入費

・新入学児童・生徒学用品費等

 

これらの支払った実費の半額が補助として受けられます。

 

毎月学校給食費などが一旦引き落とされますが、申請するとあとで支払った半額が戻ってくるのです。学用品(体操服や上履きなど)もけっこうかかるので、ありがたいです。

 

 うちは手帳は所持していないので、こういった手当や補助など受けられるものはあまりないのかなぁと思っていたのですが、特別支援教育就学奨励費は手帳の有無は関係ないので、対象の方は調べてみることをおすすめします。

 

 こういった手当や補助を受けるかどうかは家庭によって考え方も様々かと思いますが、我が家はいただけるものはいただいておいて、息子がやりたいことや進みたい進路ができたときなど、また生きやすい環境を整えるために充てられたらなって思っています。