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場面緘黙の子育てと、仕事のこと、日々のこと

場面緘黙、再びピアノの発表会に出る(本番)

場面緘黙と、自閉症スペクトラム(不安が強い)をもつ小学2年の息子。

再びピアノの発表会にでることになりました。

 

学校では話せない、ピアニカも吹けない息子です。

家ではバンバン弾いてます。

 

以前2回目の発表会に出たときに、なんとかかろうじて弾ききったという感じでした。

初めての発表会は場面緘黙とまだわからず、先生と連弾だったためふつうにほかのこと何ら変わらず弾きました。

 

2回目の緊張の様子で、次はどうしようと思っていたところ、今回の発表会の曲をすでにピアノ教室で決めてきて、息子はとてもうれしそうに出たがっていました。

前回のこともあるし、場面緘黙、緘動もあるのに大丈夫か??

とても悩みましたが、

病院の先生や支援の先生にも相談したところ、本人の意思があるならそれは大事にして、事前準備をして出ようと決めました。

 

ヒヤヒヤだった前回の発表会の様子はこちら↓

場面緘黙(自閉傾向)、ピアノの発表会に出る - Baobab

 

発表会の事前準備はこちらに詳しくあります↓

場面緘黙児、再びピアノの発表会に出る(準備編) - Baobab

 

そして、今回、再び発表会に出ました。

 

あ、大事なことを書き忘れていました。

今回、念には念を入れというか、息子の頑張りたい気持ちを応援したいけど、

前回のこともあるし、緘黙ってそもそも気持ちとは裏腹に体や声帯が動かないものだから。

病院受診時に、おまもりとして不安が強いときに飲む薬をもらっていました。

もともと自閉症スペクトラムで癇癪があるときなどに薬を使っていきましょうという話があったので、今回のような発表会や学校祭など不安が強くなりそうなときに頓服として飲めるお薬をおまもりとして持っていたのです。

 

「薬」の力が息子を応援してくれると思いました・・。

 

きちんと時間を守って飲んだのですが、ほぼ全くと言っていいほど効果はありませんでした。

 

本番の演奏内容はというと・・

 

なんとか礼をしてピアノの椅子に座りましたが、弾きません。

ここまでは前回と同じです。

先生が初めの音をうながしてくれ、前回はここで小さな音でしたが最後まで弾いてなんとか終わりでした。

今回はというと、うながしてもなかなか弾き始めません。

時間が長~く感じます。

前回の蚊の鳴くような音プラス、普段のスピードの10分の1くらいでゆっくり弾きだしました。

そしてその音量とスピードのまま、なんとか弾き終わりました。

 

私は息子が退場した場所へ迎えに行きました。

「がんばったね」そう声をかけましたが

息子の顔は晴れません。

 

前回の弾き終わった後の晴れやかな嬉しそうな顔とは全く違います。

 

その表情でわかりました。

弾ききったことには変わりませんが、

前回とは違い、今回の発表会出場は、息子にとってプラスにならなかったかなと。

付き添ってくださった先生も、流れる汗をふいていてヒヤヒヤしたのだとおもいます。

疲れさせてしまいました。

観客の方も、小さい音でゆーっくり弾く息子をみてなんなんだ?とおもっただろうし、

なにより長い間付き合わせてしまって申し訳ないです。

袖で聞いていた私も生きた心地がしないというか、

つまり登場人物全員、いい思いにはなりませんでした。

 

 よほど状況が変わらないかぎり、次は出ない方向にしようと思います。

(この方法もまた悩みどころです。先生や親がその話を出さないようにしてもクリスマス会、発表会と年に2回あって前後のレッスンの子とかの会話で会の存在は知ることになります。)

でも次は息子も出たいと言わないかな?

もし言わないとしたら、今回のことは失敗だったってことなのかな。

それとも、自分ができること、難しいことを自分で知るきっかけになったってことかな。

 

やりたいという意思はどこまで大事にして、どこからが出来なさそうだからやらせないと線引きするべきか。

 

今回私が参考にした先生方のアドバイス

「やるからには事前準備をしっかり」

「本人がやりたいならやる、やりたくないならやらない」

「もしうまくいかなくても、本人がやりたくてやったことかやりたくなくてやったことかで違う」

「うまくいかなかった場合のフォローも準備しておく」

 

まだ息子の言葉で発表会について何か話をきいたわけではないです。

発表会後は帰りの車でつかれて眠って、夕飯を食べに行って、

その時は元気にたくさん食べましたが、いつもより親とも声を出さない会話でした。

 

これからもフォローをしっかりして、ゆっくり見守っていこうと思います。